1961年東京生まれ。1985年早稲田大学第一文学部フランス文学専攻卒業。同年高砂香料工業入社。1986年~1990年フランス・パリ、2000年~2003年アメリカ・NJ州にそれぞれ調香師として勤務。その後も香り作りに携わる。著書に『匂いの身体論』(八坂書房)、『悪臭学人体篇』(イーストプレス)、『匂いのエロティシズム』(集英社新書)など。匂い/香りと人間の関係、香りの文化史、五感と日本文化、香りと言語の関係、香道や香木と和歌・連歌の関係など、香りや香り文化および香料産業史に関する研究と著作を行っている。最近は江戸期の香道文献を読み、香銘と引歌の関係や名香の「聞」における香り特徴の言語表現などから、特に香りとことばについて考えている。