1948年、京都府生まれ。近世麻布研究所所長。20代から絵画制作を始める。75年に西ドイツへ渡り、現代美術家のヨーゼフ・ボイスに出会い、帰国後、ボイスの影響から古美術や民俗学を独学で勉強し始める。奈良県立民俗博物館「奈良晒」展、滋賀県愛荘町立歴史文化博物館・東近江市立能登川博物館「高宮布」展、新潟県十日町博物館「四大麻布」展など、主に江戸時代の苧麻布、大麻布の繊維と糸の研究を発表してきた。2012年、国立民族学博物館「布と人間の人類学的研究」にて研究発表。共著に『別冊太陽 日本の自然布』(2004年/平凡社刊)などがある。