インドネシアのジョグジャカルタを拠点とするSenyawaは、インドネシアの伝統的な音楽の要素を取り入れながらも実験的音楽の枠組みを探求する、双方の境界線を押し広げているアーティスト・ユニット。幅広いヴォーカル・テクニックで叙情豊かなポエトリーを吠える“ジャワの吟遊詩人”ことルリー・シャバラと、長い竹に弦を張った自作楽器を自在に操るヴキール・スヤディーの2人組で構成される。Senyawaの音楽は、インドネシア列島のミュージカルやフォークロアの伝統の影響と前衛的な音楽を絶妙なバランスで融合させ、真に現代的なインドネシアのニューミュージックを生み出している。