昭和元(1926)年、広島市生まれ。昭和20(1945)年、広島で原爆に遭い山口へ。同年、桑原大内塗店に入所し、桑原宇之助氏に師事。実用的な漆器づくりの合間に作られていた大内人形を現在の形に作り上げた義父および妻の意匠と製作所を受け継ぎ、現在に至る。昭和34(1959)年、皇太子殿下(現天皇陛下)に御成婚記念品を献上。昭和53(1978)年には第2回全国伝統的工芸品展で山口県知事賞を受賞したほか、日本民芸協団・日本工芸館に複数回入選、平成4(1992)年と18(2006)年には伝統的工芸品産業功労者表彰を受けた。また、ボウリングの名手として中国地域の各大会に出場。数々のタイトルを獲得している。