クラシック・バレエを学んだ後、1981年より独自の創作活動を開始。既存のダンスの枠組みではとらえられない新しい表現を追求。類まれな造形感覚を持って舞台美術、照明デザイン、衣装、音楽構成も自ら手がける。85年から、自身のカンパニー「KARAS」とともに、国内のみならず欧米ほか、諸外国の主要なフェスティバルおよび劇場の招きにより多数の公演をおこなう。光、音、空気、身体によって空間を質的に変化させ創造するかつてない独創的な舞台作品はダンス界にとどまらず、あらゆるアートシーンに衝撃を与え、造形作家、映像作家としての評価も高い。そのほかにも、パリ・オペラ座バレエ団をはじめヨーロッパの一流バレエ団からの依頼で作品を創作。それは日本人振付家として初めての快挙であると同時に、世界的先駆者となっている。近年はフェニーチェ歌劇場などでオペラの演出も手がけ、高い評価を得ている。 また、ダンス教育に関しても独自の理念を持ち、国内外で実践した教育プロジェクトにも多くの作品がある。