1995年から勅使川原三郎が主宰するカンパニー「KARAS」のワークショップに参加。96年より勅使川原が振付を手がけた作品の全グループ作品に出演。勅使川原作品のソリストとして国際的に活躍し、各国で熱狂的な反響を巻き起こしている。2005年ローマ初演の『Scream and Whisper』で仏・伊のダンス誌『Ballet 2000』の2005年度年間最優秀ダンサー賞を受賞。『消息』で07年度日本ダンスフォーラム賞受賞。2012年には第40回レオニード・マシーン賞(伊)を受賞。「横浜トリエンナーレ2008」では、ガラスの破片の敷き詰められたインスタレーションの中で5時間通しのパフォーマンスを敢行。2009年には勅使川原ディレクションによる初めてのソロ作品『SHE-彼女』の初演を川崎アートセンター、再演を兵庫県立芸術文化センター、グルノーブル(フランス)にて行う。刃物のような鋭利さから、空間に溶け入るような感覚まで、質感を自在に変化させるダンスは、身体空間の新たな次元を切り開く芸術表現として注目を集めている。 KARAS作品のみならずパリ・オペラ座バレエ団など他舞踊団への振付作品でも勅使川原の振付・演出助手を務める。勅使川原の教育プロジェクトにおいてワークショップを行うなど、青少年のダンス教育にも積極的に取り組んでいる。