大友良英が自身のルーツのひとつであるジャズに正面から取り組むべく1999年に結成した「ONJQ(大友良英ニュー・ジャズ・クィンテット)」から発展した彼のメイン・プロジェクトのひとつ。現在総勢11人+αを擁する大編成で、フリージャズの作法や「音響」以降の即興のアプローチ、そして〈うた〉の革新的な融合に大胆に挑み続けている。2005年にはカヒミ・カリィ、浜田真理子のヴォーカルをフィーチャーした『ONJO』と、エリック・ドルフィーの名盤を全曲カバーした『Out To Lunch』の2枚のアルバムをリリース。その後、様々なゲストメンバーを交えながら世界各地をツアーし、その記録をまとめた2枚組ライブアルバム『LIVE Vol.1 "series circuit"』、『Vol.2 "parallel circuit"』の2タイトルを07年夏に発表。現在、新たなバンド・アンサンブルの可能性を追求して、その活動は第2ステージに突入している。