1960年福岡県生まれ。1988年にアーティスト活動を開始し、1993年よりニューヨーク在住。写真やビデオ、サウンド、テキストを用いた作品のほか、インスタレーション、映像、演劇、パフォーマンス、サウンドなど様々なメディアを複合した作品を発表。身体性やジェンダーセクシュアリティ、メディア、宗教、現代美術そのものなど、社会制度がもたらす不自由さやタブーに焦点を当てた挑発的な表現を通じ、個人の認識を問い続ける作品を継続的に発表している。これまでに、ポンピドゥー・センター(フランス)、フランクフルト近代美術館(ドイツ)、MoMA PS1(アメリカ)、東京都現代美術館、台北市美術館(台湾)をはじめ、世界各地で開催された300回を超える展覧会で作品を発表。また、2008年にはアメリカを代表するコンセプチュアル・アーティストのローレンス・ウェイナーが監督した映像作品「ミルクの中に水が存在する」、2010年には映像作品「ダーティ・アイ」(フランス/アナ・サンダース・フィルム制作)のプロデューサーを務める。 アーティスト、プロデュースやキュレーションなどの活動を通じ、未来への文化の進化に向けた、人間の新たな認識や、知覚の領域の拡張、社会におけるシステムや制度を提案するとともに、現在は、これからの世界の雛形をつくるために、ビジョナリー財団「TODAY IS THE DAY」を広島に設立し、意識を共有する世界中の人々に拡げていく活動をおこなっている。