専門領域は鑑賞教育学、美術館学、現代写真、キュレトリアル。京都芸術大学アート・コミュニケーション研究センター所長。1991年、ニューヨーク近代美術館(MoMA)で研修員として勤務しているときに対話型鑑賞と出会う。2004年、京都造形芸術大学(現京都芸術大学)教授に就任後、日本の大学で初めて、対話型鑑賞を年間授業に取り入れたArt Communication Project(ACOP:コミュニケーションを介した作品鑑賞プログラム)を立ち上げ、学内のみならず、美術館や教育機関を対象に、鑑賞者の育成及び作品と鑑賞者をつなぐファシリテイターの養成を目的とした講座やワークショップを多数開催。90年代はじめより、インディペンデント・キュレイターとしても活躍し、主に現代写真の展覧会を世界各国の美術館で開催する。共著に『美術館ものがたり』、翻訳書に『なぜこれがアートなの』(淡交社)など。