1962年、長崎県生まれ。90年から97年まで劇団時空劇場代表を務め、劇作、演出を手がける。94年、『坂の上の家』で第1回OMS戯曲賞大賞受賞。96年、『海と日傘』で岸田國士戯曲賞受賞。97年、『月の岬』で読売演劇大賞作品賞受賞。98年、『夏の砂の上』で読売文学賞受賞。2000年、京都府文化奨励賞を受賞。劇団解散後、フリーの劇作家として、青年団、文学座、演劇集団円などに作品を書き下ろしている。また、作品は韓国、中国、エジプト、アメリカ、フランスなど海外でも翻訳、上演されており、『海と日傘』は日本戯曲として初めて韓国の第41回東亜日報演劇賞を受賞。舞台戯曲の他、黒木和雄監督作品『美しい夏キリシマ』にて映画脚本を手がけ、『紙屋悦子の青春』は原作として映画化されている。03年よりマレビトの会を結成し、劇作及び演出活動を開始。マレビトの会の主な作品に『島式振動器官』、『パライゾノート』、『アウトダフェ』、『クリプトグラフ』、『声紋都市ー父への手紙』などがある。