森野正弘 | もりの・まさひろ

1966年生まれ。専門は中古文学。平安朝の物語文学において、時間がどのように表象されているか、また、作品の世界構造とどのように関わっているのかについて研究する。『伊勢物語』に描かれる恋愛の諸相を、男の所属する時間と女の所属する時間の位相差の問題として捉え直したり、『源氏物語』で理想的な共同体として描かれてくる光源氏の邸宅を、季節という循環的な時間と歴史という直線的な時間の相克する場として読みかえたりしている。
1966年生まれ。専門は中古文学。平安朝の物語文学において、時間がどのように表象されているか、また、作品の世界構造とどのように関わっているのかについて研究する。『伊勢物語』に描かれる恋愛の諸相を、男の所属する時間と女の所属する時間の位相差の問題として捉え直したり、『源氏物語』で理想的な共同体として描かれてくる光源氏の邸宅を、季節という循環的な時間と歴史という直線的な時間の相克する場として読みかえたりしている。