1973年セビージャ(スペイン)生まれ。ダンサーの両親のもとでフラメンコの伝統的なコミュニティで育つ。5歳で初舞台を踏み、1994年にはフラメンコを革新したと言われるマリオ・マジャが芸術監督を務めるアンダルーサ・ダンス・カンパニーに所属。フラメンコ界の主要な賞を次々に受賞し、ダンサーとしての名声を手にする。1994年初のソロ作品「¡Mira! / Los Zapatos Rojos(見よ/赤い靴)」で衝撃を与えて以来、卓越したフラメンコのテクニックを基礎にしながらも、「ヨハネの黙示録」やナチスによるヒターノの殲滅など、それまでのフラメンコにはなかったテーマで作品を制作し、世界各地をツアー。現代音楽やジャズ、コンテンポラリーダンスなどさまざまな分野の第一人者たちと共作をおこなってきた。2017年、最新作「ラ・フィエスタ」はアヴィニョン演劇祭にて、法王庁中庭で上演された。2005年にスペイン・ナショナル・アワード、2015年にニューヨーク・ベッシー・アワード、英国ナショナル・ダンス・アワード特別賞、2016年にはフランス芸術文化勲章を受賞するなど、その国際的な評価を不動のものにしている。