世界をインターフェイスの振るまいとして捉える、という発想をもとに、アルゴリズミックなインスタレーションやライヴパフォーマンス作品を発表し、ネットワーク時代における創造性の再考やリアリティの拡張を試みている。コンピュータプログラムやデバイスの自律的振るまいから、作品空間における人間存在までを、中心存在を欠く非均質な構成要素と見なし、それらの関係性を発見していく。この姿勢から、既存のフレームによる身体や時空間、表現の歴史的文脈などを、依存の対象ではなく、環境情報として取り込むという、柔軟なシステムを作品として構築しようとしている。 主な展覧会に「F」(2011年/個展/ASK? P)など。2010年には作品『F - void sample』で、第13回メディア芸術祭奨励賞を受賞。