1957年、米ノース・ウェスタン大学美術科卒業。66年、芸術と技術の実験グループ「E.A.T.」に加わり、数々の実験的プロジェクトに参加。70年の大阪万博ペプシ館で「霧の彫刻」を初めて制作し、以降、人工霧を使った霧環境、インスタレーション、公園設計、舞台作品等を世界各地で制作する。2001年には高谷史郎とともにインスタレーション『IRIS』をバレンシア・ビエンナーレで発表するなど、近年は、コンピュータによる霧環境の制御など、若手アーティストとの共同作業による新しい可能性を開拓している。また「ビデオひろば」の結成、「ビデオギャラリー・SCAN」の開設、国際ビデオフェスティバルの企画制作など、日本のビデオアートのパイオニアとしての活動に、09年文化庁メディア芸術祭功労賞が授与された。