1939年生、東京都生まれ。58年東宝撮影部にカメラ助手として入る。73年、「野獣狩り」で撮影監督デビュー。代表作に「八甲田山」(77年/森谷司郎監督)、「復活の日」(80年/深作欣二監督)、そして1981年「駅STATION」を皮切りに降旗監督作品の撮影監督を30年近く務める。「あ・うん」(89年)、「鉄道員(ぽっぽや)」(99)「ホタル」(2001年)など16作品がある。2003年には日本映画界における功績が認められ、紫綬褒章を受章。2009年、「劔岳 点の記」では、初監督作品にして、日本アカデミー賞最優秀監督賞、最優秀撮影賞をはじめ数々の賞を受賞し、大ヒットを記録した。2010年、旭日小綬章を受章。2014年に監督としての2作目「春を背負って」が公開。2017年「追憶」で再度、降旗康男監督とタッグを組む。2018年9月、監督としての3作目「散り椿」が公開。2020年、「撮影」の分野で初の文化功労者に選ばれる。