1982年東京生まれ。2004年に多摩美術大学の同級生と劇団「快快-FAIFAI-」を立ち上げ、2012年に脱退するまで、中心メンバーとして主に演出、脚本、企画を手がける。以後、バンコクを拠点としソロ活動を続ける。代表作には作曲家の安野太郎とのコラボレーションで製作されたポリフォニー演劇『アントン、猫、クリ』(2009年)、チリの作家の戯曲を元にした人間を見る動物園『ZOO』(2016年)などがある。2010年には、快快のメンバーとして演劇作品『Y時のはなし』をYCAMで上演。
「テキストからではないやり方でどのように劇を立ち上げるのか」を考える活動をしてきたが、最近キーワードにしているのが「劇のやめ方」である。やめ方の技術を考えることは、作家としてどう社会と関わるか、ということに直結していると考え、2020年は本番のないリハーサルシリーズを開始した。