1958年生まれ。様々な劇場のレジデンス演出家を経て、ソフォクレス、シェイクスピア、チェーホフ、ブレヒト、ジェームズ・ジョイス、ペーター・ハントケ、トマス・ベルンハルト、グレゴリー・モトンなど、古典から同時代まで幅広い作品の演出を手がける。
2002年、鐘下辰男作「貪りと瞋りと愚かさと」のドラマ・リーディングの演出(テアトル・ウヴェール、パリ)で初めて日本の戯曲と出会う。2004年、世田谷パブリックシアター主催公演、永井愛作『見よ、飛行機の高く飛べるを』を演出、戯曲の音楽性を重視したシンプルかつ刺激的な演出は、新たな永井作品の一面を見出したとして、高い評価を得た。
最近の主な演出作品に、フランスの新鋭劇作家ジャン=ポール・ケイネック作「ラ・ミ・タン」(2004年)、ブレヒト作「カラールおかみさんの鉄砲」(2005年)など。