1957年、兵庫県神戸市生まれ。京都大学経済学部卒業。京都大学経済研究所・准教授を経て、現在、京都造形芸術大学大学院長。
83年、『構造と力』(勁草書房)を発表し、翌年の『逃走論』(筑摩書房)で提示した「スキゾ/パラノ」のパラダイムとともに、「浅田彰現象」とも呼ばれる「ニューアカデミズム・ブーム」を生んだ。その後、哲学・思想史のみならず、美術、建築、音楽、舞踊、映画、文学ほか多種多様な分野において批評活動を展開。著書に『構造と力』、『逃走論』のほか、『ヘルメスの音楽』(筑摩書房/85年)、『映画の世紀末』(新潮社/2000年)、『20世紀文化の臨界』(青土社/00年)など。