1984年生まれ。東京都出身。高校卒業後、多摩美術大学美術学部情報デザイン学科情報芸術コースに入学。シャバから完全に隔離された環境で、コンピューターを使用した美術作品の制作を学ぶ傍ら、美大生らしくウェブマガジンやアートプロジェクトに携わる。同コース卒業後は、そのまま研究室の助手となるも、性に合わず1年で退任。同大学図書館へと転出する。伊東豊雄建築設計事務所によりリニューアルされた図書館のコンセプトメイキングから携わり、オープン後は館内に併設されたオープンスペースの運用などをおこなう。
これと並行して、大学在学中から現在に至るまで継続的に美術活動を展開しており、個人として近年参加した展覧会に「transmediale 2014」(2014年/ベルリン)、「光るグラフィック展」(2014年/東京)、「マテリアライジング展Ⅱ」(2014年/東京)など。グループの活動としては、2010年からメディア・アートにまつわるコミュニティ「思い出横丁情報科学芸術アカデミー」に参加するほか、2011年にポスト・インターネット時代の芸術表現について考える「インターネット・リアリティ研究会」をNTTインターコミュニケーション・センター(ICC)内に設立。2012年からはインターネット上の秘密結社「IDPW」のメンバーとしても活動している。
2010年8月、YCAMのスタッフに着任。展覧会や公演など主催事業全般のドキュメンテーションのほか、「YCAM Re-Marks」などのプラットフォーム整備、各種関連ウェブサイトのプロデュース/ディレクションを担当。母の故郷でもあるここ本州最先端の地・山口で、山口らしいカッティングエッジなドキュメンテーションや情報発信のあり方について模索している。