青柳桃子 （ あおやぎ・ももこ ） パブリシスト

1987年生まれ。新潟県出身。高校卒業後、多摩美術大学美術学部芸術学科に入学。在学中は、新潟から上京してきた勢いで夜ごとメタリックファッションに身を包み、六本木・代官山・渋谷のクラブを渡り歩く。その実績が評価され、海外の現代美術家やキュレーターが来日した際のアテンド、国内のギャラリストのアシスタント業務などをおこなうようになる。また、同学科でファッションブランドに関する研究をしていたことから、並行して国内外の有力ファッションブランドのPRをおこなうアタッシュ・ドゥ・プレスでアシスタントとして勤務。

大学卒業後もアタッシュ・ドゥ・プレスで業務を続けるも、アート業界への未練を断ち切ることができず、国外へ脱出。アメリカ、ヨーロッパ、アフリカを転々とした後に帰国し、東京のギャラリーへ。国内外の先鋭的なアーティストの作品を取り扱う中で、展覧会以外のアプローチを通じてアーティストの活動を伝えることの重要性を痛感。

2014年6月、YCAMのスタッフに着任。展覧会や公演など、主催事業全般の広報を担当。YCAMに関わるアーティストや地域の人々、さらには世界へ向けて、YCAMの周辺に拡がる山口固有のカルチャーの魅力を発信できるよう、山口市内を光のような速度で駆け巡っている。