1982年生まれ。福井県出身。東京芸術大学美術学部芸術学科卒業。同学科では主に美学を学び、その後、新設の同大学大学院映像研究科修士課程映画専攻へ進学。映画制作を学ぶ傍ら、名画座に通う毎日。また、この頃から映像制作コーディネートに多数携わる。
同専攻修了後は主に寝て過ごしていたが、2011年、東京・渋谷にオープンしたミニシアター「オーディトリウム渋谷」のスタッフとなり、プログラム編成と雑務全般に携わる。同館では、同時代映画作家の作品を精力的に上映し、映画における劇場の重要性を再認識するとともに、雑多性が劇場に熱を生むことを肌身に感じた。ロングラン上映を企画した映画に富田克也『サウダーヂ』(2011年)、三宅唱『Playback』(2012年)、大根仁『恋の渦』(2013年)、カンパニー松尾『劇場版テレクラキャノンボール2013』(2014年)など。
2014年4月、YCAMのスタッフに着任。「YCAMシネマ」や「YCAM爆音映画祭」など映画上映プログラムを担当。30歳を過ぎて移り住んだ初めての土地で、山口にバイブスが合いそうな良質な映画から、普段絶対出会うことのないような強烈な逸品まで、ディープな映画の世界を伝えるべく日々上映企画を立案している。
2014年4月〜2019年3月