村上千咲 （ むらかみ・ちさき ） グラフィック・デザイナー

1990年生まれ。山口県出身。宇部市の私立慶進高等学校を卒業後、福岡大学商学部貿易学科に入学。在学中のTSUTAYAでのアルバイトがきっかけで、ノイズロックをはじめとするオルタナティブな音楽に目覚め、バンド活動に打ち込む。

大学卒業後は福岡県内の生命保険会社に入社するも、業務が肌に合わず1年あまりで退職、帰郷。その後、YCAMのサポートスタッフとしてYCAM10周年記念祭の運営に参加。YCAMの事業に触れるうちにデザインに対する興味が芽生え、記念祭の終了後は業務を館内サインのデザイン補助にシフトさせる。

2016年4月、YCAMのスタッフに着任。館内のサイン計画を中心に、YCAM主催事業のグラフィック・デザインを担当。企画担当者の意図を尊重しながら、表面的な意匠だけにこだわるのではなく、使用するメディアの必然性、手に取る人々への届き方といった根源的なレベルまで意識してデザインすることを心がけている。