Think Things―「もの」と「あそび」の生態系:関連イベント
JackInワークショップ:Parallel eyes〜視点交換鬼ごっこ〜
講師 笠原俊一、菅沼聖、安藤充人
Sony CSL+YCAM による未来の遊び
山口情報芸術センター[YCAM]では、ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)研究員・笠原俊一氏と共同で、新しいコミュニケーションの形を探索し、人間の能力や感覚を拡張していく事象を探る「JackInワークショップシリーズ」を研究開発しています。
このワークショップシリーズでは、複数人の参加者が簡易型のヘッドマウントディスプレイ(HMD)とカメラを装着して、ネットワーク越しに相互に体験を共有する「JackIn」という状況に身を置きながら、いくつかの簡単なゲームをおこないます。参加者はこの過程を通じて、人間の拡張・人間のメディア化の可能性について考えを深めることになります。
Parallel eyes〜視点交換鬼ごっこ〜
今回はこのワークショップシリーズの中から「Parallel eyes〜視点交換鬼ごっこ〜」を実施します。このワークショップでは、JackInのシステムを利用しながら「お絵描き」や「鬼ごっこ」をします。参加者が装着するHMDには自分視点のカメラ映像に加えて、他の参加者の視点カメラの映像も表示されるので、普段のお絵描きや鬼ごっことは異なる複雑な状況が生まれます。
自分と自分以外の視点から状況を把握する方法や、複数の映像から「自分」を理解する感覚など、"自分"と"自分以外"の新しい関係性がもたらす、ネットワークで接続された体験と、知覚拡張の可能性について、感覚的に学んでいきます。
Sony CSL
ソニーコンピュータサイエンス研究所(Sony CSL)は、純粋にコンピュータサイエンスに関する研究を行う場として1988年2月に設立され、その後、システム複雑系、脳科学、意識と認知の機構、システム生物学、人間拡張などを研究テーマに加え、相互に影響を与えつつ新たな価値創造に向けて幅広く研究活動を展開しています。
プロフィール
講師
笠原俊一
研究者/エンジニア
博士(学際情報学)株式会社ソニーコンピュータサイエンス研究所 リサーチャー。2017年東京大学大学院情報学環博士課程修了。2008年ソニー(株)入社後、MITメディアラボ客員研究員等を経て、2014年よりソニーコンピュータサイエンス研究所にリサーチャーとして参画。2021年より、Superception Group を主宰。コンピュータによる知覚の制御や拡張 “超知覚 / Superception ...
菅沼聖
エデュケーター
1982年生まれ。愛知県出身。高校卒業後、1年間の充電期間を経て京都造形芸術大学芸術学部環境デザイン学科建築コースに入学。3年生の夏、旅行先のネパールで悟りを開く。大学卒業後、岐阜県立国際情報科学芸術アカデミー(IAMAS)に入学。建築の表面に映像やインタラクションを取り込んだ「メディア・ファサード」について研究する傍ら、建築設計事務所に勤務。オフィスの内装や展覧会の会場設計などを手がける。同アカ ...
安藤充人
エデュケーター
1988年生まれ。岐阜県出身。高校卒業後、中京大学情報理工学部情報システム工学科に入学。在学中は情報工学全般、主にネットワーク技術について学び、コンピューター・ヒューマン・インターフェースが現在とは別のものとして存在した可能性について追求する。同大学卒業後は、岐阜県立情報科学芸術大学院大学(IAMAS)に進学。ラピッド・プロトタイピングの応用としてデジタル・ファブリケーションを用いた表現手法の研究 ...
参加費
- 参加無料 要申込
基本情報
開催日時 |
2015年8月22日(土)、23日(日) |
会場 | |
関連イベント | 1イベント |
参加費 | 参加無料 要申込 |
参加対象/対象年齢 |
小学生以上 |
定員 | 10 人 |
申込受付期間 | 2015年6月27日(土)〜 |
クレジット |
主催:山口市、公益財団法人山口市文化振興財団 |