フィルム de アニメ

『魔女の宅急便』の作画監督であり、またクラウドファンディングで約4千万円の制作資金を集め、全国で大ヒット中の『この世界の片隅に』の片渕須直監督が、山口県防府市を舞台に、昭和30年代を生きる子どもたちの日常をファンタジー溢れる物語として生き生きと描いた。
公開当時は大きなヒットには至らなかったものの、『この世界の片隅に』の異例のヒットを受け、再評価と再上映の機運が高まる本作を公開当時のオリジナルフォーマットの35ミリフィルムで上映します。

誰もが通り過ぎゆく日常をすくい取った、切なくも美しいラブストーリー。昨年から社会現象となっている『君の名は。』の原点ともいえる作品。「新海ワールド」と称される、新海監督独特の巧みな光の演出と、詩のような会話表現は本作でも発揮されている。

今なお世界を魅了する『AKIRA』を生み出し、アニメーションの一時代を築く大友克洋が製作総指揮・総監督を務めたSF大作。「彼女の思い出」「最臭兵器」「大砲の街」の3話からなるオムニバス映画。シンプルなストーリーながら、作画や動きの繊細さが光る逸品。